インフルエンザワクチンの接種が始まる季節!

ご家庭の赤ちゃんにも、
インフルエンザの予防接種を、受けさせるかどうか…
判断に悩む親御さんが、毎年多いようです。

スポンサードリンク

こちらの記事で、
赤ちゃんのインフルエンザ予防接種の接種時期や、
その費用について、ご紹介しました。

関連記事「赤ちゃんのインフルエンザ予防接種はいつから?費用は?」


また、赤ちゃんのインフルエンザ予防接種のときに
悩むポイントのひとつに「卵アレルギー」があります。


卵アレルギーだと、
 インフルエンザ予防接種は、受けられないらしい!

…と聞いたこと、ありませんか?


「うちの赤ちゃんは、卵アレルギーかも…」
「インフルエンザ予防接種は、受けられないの?」

…と心配しているお父さんお母さんは、少なくありません。


今回は、
赤ちゃんのインフルエンザ予防接種と、
卵アレルギーとの関係についてご紹介します!



卵アレルギーとインフルエンザワクチン


予防接種に使われる「インフルエンザワクチン」は
ニワトリの卵から、作られています。

ただし「卵を利用して」作られているのであって、
「卵で出来ている」わけではないんです。
22653a8f4a55f0aa22bb299484719df8_s
インフルエンザのワクチンは、
製造過程で鶏卵を使うため、
ごくわずかの卵成分が、ワクチン内に残っています。

それによって、アレルギー反応を起こす可能性があるのです。

しかし最近は、
とても高度な精製技術で生産されており、
実際には、ほとんど残っていないとも言われています。



卵アレルギーの赤ちゃんの予防接種


とは言え、
卵アレルギーと、インフルエンザワクチンの関係性は、
まだまだ!切っても切れません。


予防接種の可否を考えるとき…

「赤ちゃんが、卵アレルギーを持っているかどうか?」

まずは、そこです!


もし、卵アレルギーを持っていても、
どの程度のアレルギーなのか、把握しましょう。
a0006_001002
近年では、
ワクチン精製の技術が進歩したこともあって、

軽度の卵アレルギーなら、
 インフルエンザの予防接種を受けて、問題ない」

…というお医者様も、だんだん増えてきています。


小児科、耳鼻科、皮膚科などで、
「アレルギー科」と診療科目にあれば、検査が可能です。


生後6カ月から、血液検査を受けられるので、
卵アレルギーかどうか心配なら、一度相談してみましょう!



赤ちゃんが卵アレルギーか分からない…


また、よく聞くのが…

離乳食を始めたばかりで、卵にアレルギーがあるか分からない」
「まだを食べさせていないけど、どうなの?」

という、赤ちゃん特有の悩みです。

また、お母さんが卵アレルギーを持っている場合、
赤ちゃんにも影響が?、と心配されるお母さんも少なくありません。


ある小児科の例ですが、
インフルエンザ予防接種が可能な、
赤ちゃんの卵アレルギーの目安として…

ANJ88_ookiiokuchidegohan500赤ちゃんが、
お菓子の卵ボーロを1個、問題なく食べられれば大丈夫!

…という判断基準があるそうです。



卵アレルギーにも、程度が色々あります。

身体に入る量が少なければ、平気な子もいますし、
反対に、ほんの少しの卵成分だけで
強いアレルギー症状が出る子もいます。

スポンサードリンク


icon-hand-o-right 強い卵アレルギー症状の例

ごく少量の卵成分でのアレルギー症状は、例えば…、

  • 卵を食べたお母さんの母乳を飲んで、赤ちゃんにじんま疹が出る
  • 卵やホットケーキを焼いた煙だけで、喘息などの症状が出る

これくらい、卵に敏感な体質の赤ちゃんは、
卵ボーロ1個という、ごく少量の卵成分でも、
アレルギー反応が、ガッツリと出てしまいます。

※もちろん、
 このレベルの赤ちゃんは、インフルエンザの予防接種はNG


厚生労働省のホームページにも、
インフルエンザ予防接種について、下記のように書かれています。

「卵アレルギーが明確な者(食べるとひどいじんましんや発疹が出たり、口腔内がしびれる者)に対しては、接種を避ける」

「卵などでアナフィラキシーショックを起こした既往歴のある者にも、接種を行わない」


逆に、卵を少量食べても症状が出ない赤ちゃんであれば、
インフルエンザ予防接種は、安全に接種できる。

…ということだそうです。


まず、赤ちゃんの普段の食事を確認してみましょう。
お菓子に含まれるような少量の卵は、
食べても平気でしょうか?
bcdb3e8b028fff2d4e6402222730a747_s
かと言って、
無理に離乳食に卵を増やしたりはせず、
気になったら、かかりつけ医に相談してみましょう。

インフルエンザの予防接種を受させるときには、
アレルギー科で受けるか、
もしくは、事前のテストをしてくれる所で受ければ安心です。



海外製ワクチンには、少し注意を!


とはいっても、
インフルエンザは、どんどん新型が出てきます。

香港なんとか型とか、スペインなんちゃら、などなど。

それに対応した新型ワクチンについては、
一部、海外から輸入されることもあります。
drugs-21987_640
海外製の場合は、
検証したデータが少ないことが、何よりもデメリットです。
卵アレルギーのことも、日本製ワクチン以上に重要視されます。

新型対応の海外製ワクチンで、
卵を使って製造しているワクチンの場合…
赤ちゃんに接種するべきかどうか、よーく考えて下さい。



状況に合わせた判断が大事!


  • インフルエンザが、どれぐらい流行しているか
  • 流行しているのは、症状が重いインフルエンザか
  • 赤ちゃんの卵アレルギーの程度は、どれぐらいか

これらを総合的に見ながら…

インフルエンザの予防接種を、
赤ちゃんに受けさせるかどうか、決めましょう。

実際に予防接種をする場合は、
接種するお医者様と、十分に相談してからにして下さいね。