「自分がピロリ菌を持っているか、知りたい!」
「ピロリ菌って、治るの?」

ピロリ菌…名前だけは可愛いけど、

その影響力は全然、可愛くない!ですよね。

いつも胃が痛いのは、
やっぱり、アンタのせいなの…?

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ということで今回は、
ピロリ菌の検査や治療について、ご紹介します!



慢性胃炎の原因!ピロリ菌の検査方法は?


前回、わたし達の胃に住んでいるピロリ菌
慢性胃炎や、胃潰瘍、胃ガンなどの原因であるとお話しました。

※詳細はこちらの記事
「ピロリ菌と慢性胃炎!感染する原因は?」


ピロリ菌の検査については、
普通の胃腸科内科、総合病院のほとんどで受けることができます。
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ピロリ菌の検査は、大きく2通りあります。
内視鏡(いわゆる胃カメラ)を使用するか、使用しないかです。


それぞれ、費用や検査スピードが異なってくるので、
あなたの希望に合う方法を、選んでくださいね(*´∀`)



icon-hand-o-right 内視鏡検査(胃カメラ)

内視鏡検査の際に、
胃の粘膜の一部を採取して、ピロリ菌の有無を診断します。

同時に、粘膜の状態も確認してもらえるので
胃炎や潰瘍のチェックも可能です。
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icon-hand-o-right 内視鏡を使わない検査

  • 抗体検査
  • 血液検査や尿検査を行います。

  • 便中ピロリ抗原測定検査
  • 便中のピロリ抗原を調べる検査です。

  • 尿素呼気試験(呼気テスト)
  • 容器に息を吹き込んで、呼気を調べる検査です。



除菌治療って?費用はどれくらい?


検査の結果、胃の中にピロリ菌がいることが判明したら…


ピロリ菌に殺菌作用のある抗生物質を飲むことで、
胃の中のピロリ菌を、退治します!


一般に「ピロリ菌の除菌」と呼ばれていて、
日本でも2000年秋から、健康保険による除菌治療が始まりました。

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そんな除菌治療について、
特に気になるポイントを、いくつかまとめました!

icon-hand-o-right どんな薬を使うの?

3種類の飲み薬(胃薬と抗生物質)を7日間飲むだけです。
注射も入院も不用で、とても簡単です。

その後4週間以上経ってから、除菌できたかどうかを検査します。

icon-hand-o-right 副作用はある?

個人差はありますが、
副作用が出る場合も少なくありません。

一番の副作用としては、下痢です。
これは抗菌作用で、腸内細菌のバランスが乱れるために起こります。
他には、腹痛味覚障害など。
いずれも一時的な症状なので、長くても2~3日で治まります。

icon-hand-o-right ピロリ菌への有効率は?

除菌の成功率は、平均8割です。
(個人差がありますが、その違いの原因はまだ解明されていません)

icon-hand-o-right 除菌後、再感染する可能性は?

除菌が成功したあと、再感染することはまれです。
予防法も気になりますが、現在はまだ明らかにされていません。

こうして見ると、
ピロリ菌には、まだ解明されていない部分が多く残っているようですね…(´~`)

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胃炎でも健康保険が使えます!


検査や治療方法の他に、気になるのがその費用。


これまで、ピロリ菌の検査治療にかかる費用のうち、
保険適用は「潰瘍」の場合のみ、と限定されていました。


胃ガンや胃潰瘍の場合なら、保険が使えますよ~!

…ということです。


反対に、胃炎の場合などは、
全て実費での治療が、求められていたんですよね。



……が!

ここで嬉しいニュースがあります。


2013年2月から、
胃炎でも、検査治療が健康保険適用となりました!!

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やったー!
保険適用されるなら、検査治療に行っちゃおう!!



…と喜ぶ前に、少し注意点が。

今回の保険適用の条件には、

  • きちんと胃カメラで診て、「胃炎」と診断された場合のみ
  • 検査と除菌治療を、同時に行うときのみ

…と定められています。

たとえば、胃カメラ検査をせず
抗体検査などでピロリ菌が確認された場合は、保険適応外なんです。


このことから、
普段から、慢性胃炎のような症状がある方は、
受診する医療機関やお医者さまに、
自分に合う検査治療方法がどれなのか、先に相談してみましょう。

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保険適用の場合は、
検査と治療の両方で、3割負担の方だと1万円ほどです。
(医療機関によって前後するので、確認しましょう)


ただ、ピロリ菌検査だけの場合は
保険を使わなくても、実費で約3000円~5000円

ちょっと気になるな、という方は
一度、こちらで試してみてもいいかも知れませんね。



日頃のケアも大事です!


以上、ピロリ菌の検査と除去治療についてでした。

保険制度が変更されるなど、
検査治療を受けやすい環境に、少しずつ変わってきているんですね~。

胃の痛みがいつまで経っても治らない、という方は、
一度、検査を受けてみることをオススメします!