自己診断で「むずむず脚症候群」と分かったから、
自分でも、色々とケアしてみたけど…

なかなか、治らないなあ…

よし、病院に行こう!

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今回は、病院での診察を考えている、
そんなあなたに、ぜひ読んでいただきたい記事です。


これまで「むずむず脚症候群」について、
シリーズで、お伝えしてきましたが…

今回の記事は、
気になる、【病院での治療】についてです。


いざ、病院に行こうとすると、
そこで色々と気になってくることが。

この病気って、

  • 病院の何科を受診するのか?
  • どんな治療をするのか?
  • はどんなもの?

気にはなるんだけど、
誰に聞けばいいのやら…
と、途方に暮れそうになります(゚Д゚;)


そんなあなたに向けて、
その疑問に、ズババっ!とお答えします。

なるべくサクサクと、
簡潔に、紹介していきますね!




病院の何科に行けばいい?


まず、むずむず脚症候群という病気は、
皮膚や筋肉の病気、ではありません。

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以前の記事でご紹介したとおり、
この病気は、脳が原因とされていて、
【中枢神経に関係する病気】なんです。


この分野の専門は、
神経内科睡眠専門医のふたつです。

それぞれ、どんな所かというと…

icon-hand-o-right 神経内科
神経内科は、脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。

<専門の症状>
しびれやめまい、うまく力が入らない、ふらつく、頭痛、物忘れなど。



icon-hand-o-right 睡眠専門医
【睡眠障害】を専門とするお医者様です。

「睡眠外来」を行っている病院や、
「睡眠クリニック」、「睡眠センター」などの医療機関に、常駐されています。

<専門の症状>
不眠症、睡眠時無呼吸症候群、過眠症など



ということで、病院を選ぶときには、

  • 病院の神経内科
  • 睡眠専門医に診てもらえる医療機関

ここを、受診するようにしましょう!


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診察や検査はどんな感じ?


むずむず脚症候群の診察は、
まずは「問診」がメインになります。

あなたの身体に、どんな異変が起きているか…
それを、しっかりと伝えます。


icon-hand-o-right 問診が不安…

「お医者様に、きちんと伝えられるか不安」
「コレを言い忘れたら、どうしよう…」

…という時も、もちろんあると思います。

そんな時に備えて、
「むずむず脚症候群の症状チェックシート」を作りました。

記事の最後に、
PDFファイルで、ご用意しています。
どうぞ、安心して読み進めて下さいねヽ(・∀・)ノ


基本的には、問診の内容によって、
むずむず脚症候群かどうか、判断されます。


…なんですが、

問診だけでは不十分、と、
お医者様が判断した場合には、
補助的に、検査も受けることもあります。




どんな検査を受ける?


検査が必要になった場合、
一般的に、こんな検査を受けることになります。


血液検査
血清フェリチン値というものを測定して、
血液中の鉄分量を調べます。

貧血に悩んでいる方も、
よく受ける検査なんです。

◆検査費用(3割負担の場合)
約3,000円



終夜睡眠ポリグラフ検査
センサーや電極を、身体に取りつけて
その状態で一晩眠り、
脳波・眼球運動・筋肉の動きなどを、測定します。

これで、何が分かるかというと…

「眠っているときに、脚がピクピク動くか」
「その動きが、周期的に繰り返されるか」

これを調べています。
周期性四肢運動障害といいます)

◆検査費用(3割負担の場合)
約20,000円



とはいえ、

この検査結果だから、
 あなたは、むずむず脚症候群ね!」

というように、
検査結果だけで確定することは、できません。

あくまで、
メインは「問診」なんです。


実際に、検査を受けるかどうかは、
お医者様とよく相談してみて、決めて下さいね。




むずむず脚症候群と診断されたら


問診の結果、
むずむず脚症候群と診断されたら、

そこから、治療がスタートします。
がんばりましょう!

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icon-hand-o-right 軽症の場合

非薬物療法(日常生活指導)
こちらの記事で、ご紹介したような内容です。

「むずむず脚症候群の治療!自宅で出来る4つの対処方法!」


icon-hand-o-right 症状が重度の場合

非薬物療法と併用して、
薬物療法が行われます。



icon-hand-o-right 治療に使われる薬

現在、健康保険で使える、
むずむず脚症候群の治療薬は、3種類あります。


順番に、ご説明していきますね(*´∀`)


ビ・シフロール錠
販売元:日本ベーリンガーインゲルハイム
形状:飲み薬

ドーパミンと、似た働きをするお薬です。
むずむず脚症候群は、
ドーパミンの異常が原因と考えられています。

そのため、欧米では、
むずむず脚症候群の治療にまず、この薬が使われています。



レグナイト錠
販売元:アステラス製薬
形状:飲み薬

けいれんを抑えたり、痛みを和らげるお薬です。

ムズムズする症状を抑えて、
不眠も、しっかりと治してくれます。



ニュープロパッチ
販売元:大塚製薬
形状:貼り薬

脚の症状が夜だけでなく、
日中にも出る人に、使いやすいお薬です。

他の薬に比べて、
『使っていくうちに、効果が薄まる』
…という、症状促進現象が少ないのが特徴です。


◆◆◆


薬物療法を併用すると…

当日~1週間ほどで、
症状がピタリと止む方が、少なくありません。

様子をみながら、
あなたに合うお薬を見つけましょう!



チェックシートを持って病院へ!


それでは、病院での問診に便利な、
むずむず脚症候群の症状チェックシートです。

むずむず脚チェックシート(PDFファイル)
※別ウインドウで開きます。
 そのまま印刷するか、保存してくださいね。


これが少しでも、
問診の手助けになれば、幸いです(*´∀`)


脚がムズムズせず、
グッスリ眠れる夜が、早く来ますように…お祈りしています!