筆者がまだ、可愛らしいチビだった頃。
父親とお風呂に入るたび、
気になっていたのが…
お腹にある手術の跡。
父ちゃん、なんでお腹に傷があるん?(゚Д゚;)
その原因が「盲腸」という病気だったと聞き、
「盲腸って、お腹切るんだ…!」
「ぜったい盲腸にはなりたくない!」
と、子供ながらにビビっておりました。
(えっと、なんのお話でしたっけ…)
さて、そんな盲腸ですが…
医学的には「虫垂炎(ちゅうすいえん)」と呼ぶって、ご存知でしたか?
実はこの虫垂炎って、
老若男女問わず、誰でもなりうる病気なんです!
今回は、その虫垂炎の初期症状について調べてみました。
もし虫垂炎になっても、
父ちゃんのように、お腹は切りたくない…です…!(゚Д゚;)
虫垂炎とは?盲腸じゃないの?
一般的に「盲腸になった」と言われる、
その「盲腸」のほとんどは、「虫垂炎」のことです。
「虫垂(ちゅうすい)」というのは大腸の一部。
お腹の右下にある盲腸の先端に、
しっぽのようについている部分です。
困ったことに、
虫垂は、とても炎症を起こしやすい部分なんです…。
この虫垂が炎症を起こしてしまい、
腫れ上がったり、
膿がついたりする病気のことを、虫垂炎といいます。
虫垂炎が、盲腸と呼ばれる理由は?
そもそも、
なぜ虫垂炎は、盲腸と呼ばれているんでしょうか。
ややこしいねん!って思いますよね~。
理由は、大昔にさかのぼります。
昔、今で言う虫垂炎の症状を見て、
「大腸の一部の盲腸が、炎症をおこしている!」
「それが腹痛の原因だ!」
「なので、この病気は盲腸と呼ぼう!」
…という経緯があったそうなんです。
実際には、上記のとおり
虫垂が炎症を起こしているのですが…
現在もその頃の名残から、
今も虫垂炎とは呼ばれず、盲腸と呼ばれています。
なんだか、余計にややこしいですね…(´・ω・`)
虫垂炎の初期症状や痛みは?
さて、虫垂炎の気になる初期症状。
その痛みには、特徴があります。
みぞおちあたりから、
じわ~じわ~と、痛みを感じ始め、
徐々にお腹の右下へ、痛みが移っていくのが一般的です。
しかし、はじめから右下腹部が痛む場合もあります。
初期症状は他にも…
- 吐き気や嘔吐
- 発熱する
- 下痢が続く
- 胃の痛みで食欲がなくなる
…など、初期症状は特に風邪と似ているんです。
右下腹部の痛みに気付かず、
風邪だと思ってしまうケースも、実際によくあります。
虫垂炎の特徴的な症状は…イタイ!!
虫垂炎を発症した人のうち、
約90%が、突然の右下腹部の痛みを感じたそうです。
また、同時に吐き気を伴う症状もあったそう。
そして、虫垂炎を経験した方は、
みなさん口をそろえて…
「感じたことのない腹痛」
「熱のこもったような激痛」
「とにかく、痛い!!!」
とおっしゃいます…(゚Д゚;)
この虫垂炎の痛みの感じ方、は人それぞれです。
ただ、
どんなに立派な大人でも、
たくましい強い男性でも、
痛みがひどければ、歩行さえも困難になります。
それくらいイタイのです!!
この痛みは、突然襲ってくる方もいれば、
ときどき痛くなる人もいます。
急性の虫垂炎の場合は、痛みは強烈。
慢性の虫垂炎だと、
痛みは急性のものよりも、多少は緩やかなようです。
虫垂炎の治療
とにかく、右下腹部が痛む場合には
早めに病院へ行くのをおすすめします!
虫垂炎の治療には、
「切除」と「投薬療法」のふたつがあります。
昔は切除が一般的だったのですが、
今は投薬療法により、
「虫垂を温存する方法」も、採用されるようになっています。
ただし!
病状が急性の場合だったり、
虫垂炎が破裂(!)していた場合などは
早急な切除手術、が必要になります。
また、投薬療法の場合ですが、
お医者様的に「虫垂炎」と判断しにくいときなど、
しばらく様子を見るときにも、使われるようです。
まとめ
以上、虫垂炎の初期症状についてでした!
痛みの感じ方や、限界の具合は様々ですが、
あまりにも我慢をしすぎたり、
痛いということを「恥ずかしい」と思って伝えないでいると…
命に関わる場合もあります!ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ
また虫垂炎ではない場合でも、
他の病気の可能性もあります。
気になったら、病院へレッツゴー!ですよ!