梅雨になると眠いしだるいし、疲れが取れない!
イライラが増えて、なんだか憂うつだなあ…

こんな身体や心の不調、まさか「気のせい」とごまかしていませんか?

実は、だるさや眠気といった梅雨時期に起こる不快症状は「気象病」と呼ばれています。
具体的な対策方法や解消法が分からず、パっとしない体調のまま過ごすのはつらいですよね~。

今回は、そんな梅雨のだるさや疲れの原因とその対策について詳しくお話していきます!
すぐに始められる対策方法ばかりなので、さっそく今日から始めて、梅雨のモヤモヤした体調をスッキリさせましょうヾ(〃^∇^)ノ

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梅雨にだるいと感じる理由とは?

梅雨時期に感じる体調不良を、気のせいかな~?と思ってやり過ごしてしまいがちですが、このだるさや眠い感じは「気象病」のひとつなんです。

気象病は近年認められつつある病気で、天候や気温・湿度などの気象変化によって、体調が崩されてしまう疾患の総称なんですね。

実際に私の周りでも…

  • 梅雨に入ると、いつもより体の調子が悪くなる
  • メンタル面がなんだか不安定になる

こんな症状を訴えている人って、意外と多いんです。

それでも「まあ、気のせいかな?」とごまかして、
対策方法や解消法が分からないまま、この時期をモヤモヤと過ごしてしまっていませんか?

梅雨にこんな症状はありませんか?

梅雨時期に表れやすい不快な症状は、主にこんなものがあります。

梅雨時期の不快症状

  • 身体の不調
  • だるい、眠い、疲れやすい、肩こり、便秘、むくみ、胃腸の不調、アレルギー症状、不眠・朝起きられないなどの睡眠障害
  • 心の不調
  • イライラしやすい、無気力、不安や焦り、憂うつな気分が続く

実は梅雨の不調はカラダだけでなく、メンタル面の不調も訴えられやすいんです。

「最近すぐイライラしてしまう」
「ここ何日か、気分がずっと落ち込むんだよね…」

そんなメンタル面の変化も、梅雨が大きく影響しているのかも知れませんよ!

こんなパっとしない体調のまま、短いとはいえない梅雨時期を過ごすのはツライですよね~。

そこで調べてみると…
だるさをはじめとする梅雨時期の体調不良は、あなたの自律神経を整えることで、大幅に改善されることがわかりました!

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梅雨の体調不良と自律神経の関係

まずは「自律神経って何?」というところを、超簡単にお話しておきますね。

自律神経とは

自律神経とは私たちの生命活動を支える神経で、運動神経のように自分の意思ではコントロールできません。
この自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、それぞれがバランスよく働くことで心身の健康を保ってくれるんです。

  • 交感神経の役割
  • 身体や頭がアクティブな状態で優位になる(車のアクセルのような役割)
    仕事や家事をするなど、活発に動いているときにはたらく
  • 副交感神経の役割
  • 身体や頭がリラックスした状態で優位になる(車のブレーキような役割)
    食事中や入浴、睡眠時など身体を回復しているときにはたらく

私たちが毎日元気にハツラツと過ごすために、この自律神経の存在は欠かせません。
交感神経と副交感神経、このアクセルとブレーキをバランスよく使っているのが、身体と心にとって理想的な状態です。

そして、この大事な自律神経を乱してしまうのが、ジメジメとした梅雨特有の気象条件にあったんですよ~ヾ(;´▽`A“

梅雨の低気圧が自律神経を乱す


梅雨の季節は、大気の状態が低気圧に傾きます。
この低気圧が、どうやって私たちの身体に影響してくるかというと…

簡単に説明すると、低気圧によって大気中の酸素が薄くなってしまうんですね。
そうなると身体の副交感神経が優位になり、筋肉や脳が休もうとリラックスした状態になります。
すると、一日中眠い感覚が続いたり、疲れやだるさが取れなかったりするわけです。


さらには、低気圧によって分泌される「ヒスタミン」にも要注意。

耳の奥には内耳という器官があり、ここが低気圧を感知すると神経伝達物質「ヒスタミン」が分泌されます。
これには身体の内部の炎症を促進するはたらきがあり、頭痛や肩こりなど、いろいろな身体の痛みなどを引き起こしてしまうんです。

梅雨冷えなど寒暖差に注意

梅雨の季節は一日の中でも寒暖差が大きく、昼間はムシムシと暑いのに、朝夕は肌寒い…といった日が続きます。
そのうえ、クールビズで薄着になったり、職場やお店などでも冷房がついていたり、身体が冷えてしまうことがグっと増えてしまいますよね。

梅雨特有の気温・湿度の変化だけでなく、普段の生活環境でも気温差が大きくなるのがこの時期の特徴です。


暑かったり寒かったり、常に手足が冷えていたり、そんな環境下でも、私たちの脳は体内環境を一定に保とうと頑張るわけなんです。
すると自律神経が指示を出して、副交感神経や交感神経をあっちこっち、忙しく切り替えるようになってしまうんですね。

もうお分かりかと思いますが、こんなことでも自律神経は乱れてしまうんです(゚-゚;)

祝日がない6月が疲れの原因に?


6月ごろになると、春の異動や新生活スタートの時期から少し経って、落ち着いてくる頃ですよね。
緊張でピーン!と張り詰めていた気持ちもほぐれ、溜まった疲れがどっと出てしまうタイミングでもあります。

また6月は祝日がなく、GWの後ということもあって、率先して有給を取る人は少なめな雰囲気も…。

身体と心をリフレッシュしたくても出来ないことから、一気に体調を崩してしまう人も多いんです。


こういったストレスも、自律神経のバランスを崩す大きな原因のひとつ。
普段なら少し休めば回復するものでも、体調を崩しやすい梅雨時期に重なるとちょっと厄介なんですね~。

自律神経を整えるって難しい?

梅雨に体調を崩してしまう原因は色々ありますが、とにかく「自律神経の乱れ」が大きく関係していることはなんとなく伝わったかと思います。

実は、これを解消するのはとっても単純!
乱れた自立神経を、正しい状態に整えてあげればいいだけです。


とはいっても、よくある自律神経の整え方なんかだと…

  • 早寝早起き、規則正しい生活を!
  • 適度な運動をしましょう
  • ストレスを溜めないようにしましょう

…みたいな、当たり前だけど意外とむずかしいことがよく書かれています。
私だったら「うーん、ちょっと無理かも」って思っちゃいますが…
あなたはどうでしょうか。ヾ(;´▽`A“

だって、たたでさえ眠いしだるいのに、早起きなんて無理むりー!
仕事でクタクタなのに、運動する元気なんて残ってないよ~

…というのが、リアルな声だと私は思うんですよね。
だるくて眠くて起きれない人に「早起きしろ!」とか、それが出来ないから悩んでるんだよ!って思っちゃいます。


心身ともに辛くなってしまう梅雨の時期に、いきなり規則正しい生活に切り替えるのは、かなり負担が大きくなってしまいますよね。
なので、まずは簡単なことから試してみて、少しずつ生活習慣を変えていきましょう。

それだったら、なんだか出来そうな気がしませんか?(*´∀`)


徐々に生活を変えていき、ちょっとずつ自律神経を整えていきましょう。焦らずあわてず、ゆっくりで構いません。
そうすると数日後、一週間後と過ごすうちに「あれ?なんだか調子いいかも!」と、体調の変化を感じられるはずです。

ご自身の取り入れやすい解消法から、ぜひ始めてみてください!

梅雨のだるい・眠い・疲れるを解消する対策!

身体を冷やさない


いちばん手軽にはじめられる方法が、コレです。

梅雨時期は寒暖差が大きく、蒸し暑いと肌寒いを繰り返すような日々が続きますよね。
「梅雨冷え」という言葉もあるくらい、この時期は身体を冷やしてしまいやすいんです。

身体の冷えは自律神経のバランスを崩してしまう原因になるので、できる範囲で身体を冷えから守ってあげることが、だるさ解消の近道です!

梅雨冷えから身体を守るために、効果的な対策はこの3つです( ´∀`)b

  • ブランケットや上着を常備する
  • 職場やお店のクーラーも、長時間浴びていると身体の芯まで冷えてしまいますよね。
    薄手のカーディガンやブランケットなどを用意しておいて、必要なときにサっと使えるようにしておきましょう。

    冷えを強く感じる場合は、小さな使い捨てカイロを使うのもおすすめです!

  • 冷たい飲み物を控える
  • ムシムシした梅雨時期は、普段よりも冷たい飲み物を欲してしまいがちです。
    ただ、冷たい飲み物は内臓を冷やしてしまうのが困りもの。喉ごしがよくて美味しいですが、冷たいものばかりを飲むのはおすすめできません。

    外出から帰ったときなど、身体に熱を感じるときには冷たいものを飲み、それ以外はなるべく常温の飲み物を選ぶ、といったルールを作るがおすすめです。

  • 身体を温める飲み物を意識して摂る
  • 「身体はだるい…でも、気合を入れなくちゃ!」

    と、ついついコーヒーをたくさん飲んでしまっていませんか?
    食べ物や飲み物にも、身体を冷やす・温めるはたらきを強く持つものがあるんです。

    南国で栽培されるコーヒーは身体を冷やす作用が強く、冷えを防止したい時には逆効果なんですね~。
    日常生活によくある飲み物について、冷え・温めの作用別にピックアップしてみました。
  • 身体を冷やす飲み物
  • コーヒー、緑茶、牛乳、豆乳、清涼飲料水
  • 身体を温める飲み物
  • しょうが湯、ココア、ウーロン茶、ほうじ茶、紅茶

コーヒー好きな人が「コーヒーは絶対ダメ!」とかにすると、ストレスになってしまうので…飲み方を少し変えてみます。

気合を入れたい時は一杯目はコーヒーにして、二杯目からは紅茶やほうじ茶にする。これだけでも、身体の冷えはずいぶん違ってきますよ!


ちなみに、アルコールは身体を冷やす、というイメージを持っている人もいるようですが、ワインや日本酒には、身体の血行をよくする効果があります。
ワインはポリフェノールの血管拡張作用、日本酒は米麹という発酵食品が使われているため、身体を温めてくれるんですよ。

お酒をよく飲む人は、こういったところに気をつけるだけで、身体の冷えが劇的に改善するかも知れませんね。

だるさと眠気を解消するお風呂の入り方


朝が異様に眠くて起きられない、なかなか夜眠れない、眠りが浅い。
こんな睡眠トラブルも、自律神経が関わっています。

お風呂に入るタイミングによって、入り方を少し変えると身体も心も、グっと楽になりますよ!

朝起きたときの入浴方法

熱めのシャワーをさっと浴びる



寝起きでまだ眠いとき、気分がすっきりしないときにはこの入浴法がおすすめ。
熱いお湯を浴びると、交感神経が活性化して、心と身体がシャキッと目覚めるんです。

シャワーでなく、少し熱めのお風呂につかるとさらに効果的です。
41~42度程度のお湯に、肩までつかって3~5分ほど全身浴しましょう。

「なんだか気分が落ち込む」「やる気を出したい」という時も、この入浴法を試してみましょう。
不思議とモヤモヤした感情が治まって、気持ちがリフレッシュしますよ!

夜眠る前の入浴方法

ぬるめのお湯にゆっくりつかろう



少しぬるめのお湯(38~40℃)にゆっくりとつかります。
入浴時間のめやすは10~20分ほど、肩までしっかりつかって温まりましょう。(半身浴だとコリやすい首や肩が温まりにくいので、全身浴するのが効果が高いです)

ぬるめのお湯でじんわり温まることで、副交感神経が活性化します。
すると身体がリラックスモードに切り替わり、神経が落ち着いて、すーっと眠りやすくなりますよ。


ただ、長い時間お湯につかるのが苦手だったり、もしくは時間がないという時もあるはず。
そんなときには、入浴剤を使うのがおすすめです。

特に炭酸ガス入りの入浴剤を入れると、びっくりするくらい短時間で身体がポカポカしてきますよ~。
炭酸ガスが湯銭につかる身体の血流を良くするので、さら湯で入浴するよりも素早く身体を温めてくれます。



最近は炭酸ガス入りの入浴剤も増えてきたので、この機会にお気に入りを見つけてみるのもよさそうです(*´∀`)

それでも眠れない!という時は

いざベッドに入っても、なかなか眠れない…
どうしよう、明日も早いのに(゚-゚;)

こんなときは、蒸しタオルやホットアイマスクなどで目の周りを部分的に温めます。
実はこれも、身体を休めるための副交感神経を刺激して、活性化させるテクニックなんです。

スマホやパソコンなど、日常生活では目を酷使してしまいがちですよね。
あまり知られていませんが、目の周りの筋肉が緊張し続けると、交感神経のスイッチが入ったままになってしまうんです。


この緊張を解消するには、目の周りを温めるのが効果抜群!
目の筋肉(毛様体筋)がゆるみ、副交感神経が活性化してリラックスできるようになります。

蒸しタオルも、タオルと電子レンジで簡単に作れちゃいます。

簡単!蒸しタオルの作り方


  • タオルを水で濡らし、しっかり絞る
  • タオルをロールケーキのように巻く
  • 電子レンジで加熱(500wで1分ほど)
  • 取り出してから一度広げて、荒熱を冷ましてから使う

5~10分ほど目元を温めてみると、目元の筋肉がしっかり緩んでくれます。
目に乗せた蒸しタオルが冷めるまで、そのまま放置しても大丈夫。温め中に眠くなったら、そのまま寝ちゃいましょう( ´∀`)b

梅雨の晴れ間は日光浴する


ぐずぐずとした天気が続く梅雨は、日照時間がグンと減ってしまいます。
日光を浴びることは、あなたの心身の健康を保つために、とっても大切なことなんです!

太陽光を浴びると、自然な眠気をもたらすメラトニンや、精神面を安定させるセロトニンという物質が体内で分泌されます。
梅雨時期はこれらの分泌量が減りやすく、夜眠れない、憂うつな気分が続く、といった症状が現れてくるんですね。

この対策は、とにかく太陽の光を浴びること。
梅雨でも晴れる日はあるので、その時はできるだけ外出したり、ベランダや窓のそばで日光浴するようにしましょう。

少しずつ早寝早起き・運動も

ここまで紹介してきた対策法を試していくと、梅雨時期に乱れがちな自律神経が、少しずつ整ってきます。目覚めがよくなることもあれば、だるさが軽減されたり、よく眠れるようになるなど…

少し体調がよくなってきたら、規則正しい生活を意識したり、軽い運動を始めるのも良いと思います。
あれだけ絶対ムリ!と思っていた早起きなんかも、案外さらっとできるかも知れません。体調が整ってきていますからね♪


特に、定期的な運動は自律神経のバランスを整えるのに効果が高いので、無理がない範囲で取り入れるのは大賛成です!

おすすめは有酸素運動で、ウォーキングや水泳などがケガも少なくておすすめです。
運動はストレス解消の効果も高いので、何かとストレスの溜まりやすい梅雨時期にはうってつけですね。

これで梅雨のだるさ・疲れをふき飛ばそう!

これって自分だけかな?と思ってしまいがちな、梅雨時期のだるさや疲れ
実は、自律神経が悪さをしてるからだったなんて、まだまだ知らない人は多いと思います。

なんだか調子が悪いかも、と思ったら…
とにかく、身体を冷やさず、よく眠るように心がけること。
はじめはこんなところに気をつけて、今年の梅雨を乗り切ってください!

梅雨のジメジメした空気にも負けず、元気ハツラツに過ごせますようにヾ(〃^∇^)ノ