ある朝のことです。
目が覚めて、顔を洗おうと鏡を見ると…
ものすごくまぶたが腫れていた!
(心の声:な、なんじゃこりゃあああああ!!)
ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ
なんて経験、ありませんか?
わたしはあります(笑)
その時は、あまりにヒドい顔だったので
そのまま仕事を休んで、眼科へ行くことに。
先生の診断は、「ものもらい」でした。
これ、一度くらいは聞いた事のある病名ですが…
そもそも、「ものもらい」ってどんな症状の病気なんでしょうか?
今回はこの「ものもらい」について、徹底リサーチです!
ものもらいの症状や原因は?
ものもらいというのは、
瞼(まぶた)がかゆくなったり、
赤く腫れたりして、痛みを伴うこともある、眼精疾患のことです。
「目(まぶた)が腫れる=ものもらい」
…というイメージがあるかも知れませんが、
実は、ものもらいには2種類あるんです。
ものもらいの種類
- 霞粒腫(さんりゅうしゅ) まぶたの内側にある、脂を分泌する腺がつまってしまう
- 麦粒腫(ばくりゅうしゅ) 汗や皮脂、ホコリなどがまぶたの毛穴や分泌腺をつまらせてしまう
一般的にものもらいと呼ばれているのは、
霞粒腫(さんりゅうしゅ)を指すことが多いようですね。
どちらの場合でも、
同じように、炎症を起こしたり、腫れたりする症状が出てきます。
こんな症状が出てきたら要注意!
それでは、先程出てきた2種類について、
それぞれの症状を、みてみましょう(・ω・`)
霞粒腫(さんりゅうしゅ)
- 初期にはぼやっと腫れていることが多い
- こりこりとした、小さなしこりができる
- 痛みはあまりない
- 化膿した場合、まぶたが赤く腫れて痛みを伴うことも…
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
- まつ毛の根元あたりの一部が、赤くはれる
- 初期はかゆみを感じて、少しずつ痛みを伴うようになる
- 同じ側の耳の付け根あたりのリンパ節も腫れることも
瞼が腫れたり、赤くなったりしてくると、
鏡で見てすぐ、自分で気付きやすいですよね。
ものもらいは、割と見た目にも症状が分かりやすいんです。
また、赤くはれたりしなくても…
こんな症状が気になったら、要注意です!
- まばたきをする時に、痛みを感じる
- 目の中が、ゴロゴロして異物感がある
- 目やにがでる
- 目が充血する
こんな症状の場合でも、
ものもらいの可能性があります。
ものもらいは、炎症による症状が出るのが一般的です。
腫れていなくても、「アレ?」と感じたら、
眼科を受診してみましょう。
治し方は?病院に行かなきゃダメ?
ものもらいになっても、
炎症が軽度の場合や、身体の抵抗力が強い場合は、
自然治癒も可能です。
軽度なら、約2週間ほどで治まってくるようです。
ただ、少~し覚えておきたいのが…
ものもらいには、
「自然治癒してくれるタイプ」と、
「自然治癒できないタイプ」がある、ということなんです。
後者のときは、いくら放置しても治ってくれません(´ー`A;)
ちなみに、自然治癒が可能なタイプでも、
強い炎症の部分を、そのまま放置したり
患部を手でいじったりして、悪化してしまうと…
その部分に膿がたまって、膿が破けたり(!)して、
更に痛みが強まってしまう場合もあるので、注意が必要です。
「まあ、放っておけば治るでしょ~」
…と思わず、
痛みが強まったり、腫れがひどくなってきたら、
早い段階で眼科を受診するようにしましょう。
冒頭でお伝えした通り、
ものもらいを発症して、病院に行ったわたしですが…
眼科でもらったお薬で、3日ほどで完治しました!
自然治癒できるタイプだったとしても、
あの腫れぼったい目で、2週間過ごすのは…
ちょっと、遠慮したいところです(゚Д゚;)
ものもらいはうつる?
さて、最後にもうひとつ!
「ものもらいって、うつるの?」
というギモンです。
家族がものもらいになったので、うつるのか心配…(・ω・`)
そう思う人も、多いと思います。
「同じお風呂に浸かって、大丈夫なのかな」
「同じタオルを使って、うつらないのかな」
なんて、めちゃくちゃ心配になりますよね。
でも、ご安心を!
ものもらいはうつりません。
ものもらいの原因は、細菌です。
風邪のようなウイルスではないので、
人から人へ感染することは、まずありません。
ものもらいは、誰の肌にも普通に存在する菌が、
何らかのきっかけで、炎症を起こしてしまうものです。
なので、家族や親しい人が、
ものもらいになったからといって…
接触するのに神経質にならなくても、大丈夫なんですよ(*´∀`)
ただ、次の場合には、
ちょっとだけ気を付けましょう。
- ストレスや疲れがたまっているなど、体力が落ちている時
- 真夏など、たくさん汗をかく時
この時には誰でも、ものもらいを発症しやすくなるんです。
体力が落ちて、身体の抵抗力が弱くなっていたり、
たくさん汗をかいたまま、すぐにお風呂に入れない時だったり…
こんな時は、普段に比べて、
細菌が繁殖しやすくなってしまうからです。
また体質によっては、
ものもらいになりやすい体質の人もいます。
たとえば口内炎なども、
すぐに出来てしまう人と、「口内炎?ナニソレ?」みたいな人っていませんか?
それと同じですね(´~`)
ものもらいは、いつでも誰でもなってしまう目の病気です。
ある朝いきなり、まぶたがバッコーン!と腫れていても…
驚かないで下さいね(´ー`A;)
ものもらいの呼び方
以上、ものもらいの症状と原因についてでした。
いかがでしたでしょうか?
大事な眼のことなので、
おかしいなあと思う症状があれば、早めの治療を!(v´∀`)ハ(´∀`v)
ものもらいに種類があって、
しかも、割と仰々しい名前が付いているのは意外ですね。
例えば、自分がものもらいになって、
友達に心配されたとき…
友達 「あれ?目が腫れてるけどどうしたの?」
あなた「大丈夫!ただの霞粒腫(さんりゅうしゅ)だよ!」
友達 「Σヽ(゚∀゚;)ナニ?!」
…ってなりそうな気がします。
不治の病かと、余計に心配されそうですね…(笑)
小ネタですが、「ものもらい」のことを
関西では「めばちこ」と言ったりします。
わたしも生まれが関西圏なので、
大人になるまでは、ずっと「めばちこ」でしたよ。
(ものもらい、ってナニ?!…と初めは思っていました)
その他にも、各地では
「めぼ」「おひめさん」「めぼう」「めっぱ」など、
様々な呼び方するそうです。
あなたの地域は、どう呼びますか?ヽ(・∀・)ノ