「なんだか身体がツライなあ~」
「熱もあるみたいだし…」
「まあ、ただの風邪かな」
…ちょっと待った!!
その症状、一度よーく確認してみましょう。
風邪と思ったその不調、インフルエンザかも知れません。
寒い季節になると一気に流行るインフルエンザ。
よく冬は風邪の季節、とも言われますよね。
実は、このイメージを定着させた原因は、
風邪ではなくインフルエンザだったって知ってましたか?
今回はそのインフルエンザと風邪について
それぞれの特徴を知って、初期症状の見分け方をチェックしましょう。
意外と違いがあった?インフルエンザと風邪
まず、インフルエンザと風邪についておさらいです。
◆◆ 風邪(かぜ)とは ◆◆
主な症状
のどの痛み、鼻みず、くしゃみや咳(せき)など。
全身症状はあまり見られず、風邪は比較的軽い病気です。
発熱もインフルエンザに比べて高くなく、
ほとんどが微熱程度ですみます。
発症する原因
・様々な病原体(ウイルスや細菌など)の感染によっておこる
・疲れや急激な温度変化やなどからおこる
主にこの二つが挙げられます。
◆◆ インフルエンザとは ◆◆
主な症状
突然の高熱や全身のだるさ、
倦怠感・筋肉関節の痛みをともなう全身症状の強い病気です。
発症する原因
皆さんご存知の、インフルエンザウイルス。
特定のウイルスの感染によっておこります。
(上記のかぜの病原体とは違うので注意)
ウイルスに感染すると、
約1~3日間の潜伏期間ののち、主に 突然の高熱 で発症します。
インフルエンザのお薬と、風邪薬が違うのは
原因になる「ウイルスの種類」が違うからなんですね。
風邪薬があるからといって、
インフルエンザになったとき、飲んではいけませんよ~
チェック!インフルエンザと風邪の見分け方
さてさて、
風邪とインフルエンザは、全くの別物とわかりました。
では、二つの病気の症状を詳しく比較してみましょう。
◆◆ 風邪の症状 ◆◆
症状の出方:のどや鼻
進行:ゆるやか
発熱:38度前後の微熱
寒気:軽い
鼻水:ひきはじめに出る
せき:軽い
頭痛:痛みが軽い
筋肉・関節痛:痛みが軽い
◆◆ インフルエンザの症状 ◆◆
症状の出方:全身に出る
進行:急激
発熱:39~40度の高熱
寒気:強い
鼻水:あとから出る
せき:たくさん出る
頭痛:痛みが強い
筋肉・関節痛:痛みが強い
ざっくり説明すると
「風邪はゆっくり」
「インフルエンザは急激に」
これが大きな違いです。
発熱以外でも、
よく症状に出てくる鼻水やせきは、
風邪の場合、先に症状が出てくるようなので
判断する目安に出来そうですね。
わたしの場合は、
なんだか関節が痛いな~。と思うときは、
だいたい、そのあとに高熱が出ます。
普通の風邪程度の発熱だと、痛くならないんですよ。
皆さんはどうでしょうか?
見分けにくい微妙な症状もある
インフルエンザと風邪を見分けるには
「ゆっくり」か「急激に」なのか、
このあたりで、多少は判断できそうな雰囲気です。
しかし注意したいのが、
少々重めの風邪と、比較的軽めのインフルエンザの場合。
これが分かりにくく、
なかなか区別がつかないことも…
例えば、わたしの友人のA子ちゃんの場合です。
ある日のA子ちゃん…
ここ2、3日は1日中微熱と全身の疲れ・倦怠感を感じていました。
きっと風邪でしょ~、と思って気にしなかったのですが。
翌日、いきなり高熱が出てしまい、
病院に行くと、インフルエンザと診断されてしまった!
……。
はい。
なんてこともあります。
A子ちゃん本人も
初期症状が軽かったので風邪と思った、のだそうです。
どん!と症状が出る場合、は分かりやすいのです。
しかし、
A子ちゃんのように「軽症で分かりにくい」ということもあります。
また、インフルエンザの場合の注意点がひとつ。
症状が出てから2日(48時間)経過してから
抗ウイルス薬を服用しても、充分な効果を得られません!
薬を飲んでるのに、
身体がなかなか楽にならないよ!(-∀-`; )グタ~
…なんてつらいことになる前に、
早いうちに、風邪かインフルエンザかを見分けるのが得策です。
それでも迷ったら…
身体に不調があり、
その症状についても色々確認してみたけれど
「結局、どちらなのか分からない」
そんな時もあると思います。
だって、わたし達はお医者さんじゃないですから。
(わかんないんだよ、もう…)
そんな時は、
症状を軽く見て後で痛い目をみるより、
身体に異常が出た時点で病院へ行くべき!
と、個人的には思います。
自分の身体のことですから、
心配し過ぎて損!なんてことはありませんよ~
まとめ
以上、インフルエンザと風邪の違いでした。
いかがでしたか?
毎年流行して、
もはや、身近な病気になりつつあるインフルエンザ。
インフルエンザと風邪が
「大して変わらないんじゃないか」という油断は禁物です。
高齢者や、小さなお子さんの場合、
インフルエンザが、肺炎や急性脳症などの合併症を起こすことがあり、
ときには死に至ることもある、キケンな病気なんですよ。
実はとても怖い病気、ですから
しっかり予防するように心がけましょう。
また、流行し始めるとマスクや消毒液が売り切れ!
…なんてことも多いので
(というより毎年、起こっている気がしますが;)
早いうちから、準備しておくといいかも知れません。
たとえばマスク。
外での感染を防ぐための必須アイテムですよね。
ただ、マスクって息苦しかったり、眼鏡が曇ったり…
なかなか良いマスクに巡り合うのは、むずかしい。
色々と試しているのですが、
最近はこれがお気に入りです。
1年中、愛用しております~ (v´∀`)ハ(´∀`v)
皆さんも、自分なりの予防措置をしっかりして
インフルエンザと風邪とは無縁な冬を過ごしてくださいね!