お正月と言えば、たくさんの恒例行事がありますよね。
その中でも、
年賀状を楽しみにしている方も多いのでは?
しかし、喪中のお正月となると…そうはいきません!
喪中で迎えるお正月は、
お祝い事を慎んで、静かに過ごすのが一般的です。
(現代はもう少し、緩やかになっているようですが…)
年賀状の送付なども控えて、
喪中の年には控えて、変わりに寒中見舞いを出したりしますよね。
ただ、
届いてしまった年賀状は、どうする?
という疑問が出てきます。
元旦にポストを開けて…
「えっ!Σ(゚Д゚ノ)ノ」と思うことも、少なくありません。
あとは、最近増えている年賀メールなんかも、
喪中の場合は、どうしようか悩みますよね。
「どうすれば、失礼にならないの?」
「誰か教えてーー!!」
今回は、そんな声にお答えします!
「喪中に届いた年賀状や年賀メールの、正しいお返事の方法」を、
シチュエーション別に、詳しくご紹介しますね!(*´∀`)
年賀状が喪中に届いたときは
身内に不幸があり、喪中で迎えたお正月。
もし年賀状が届いたら…?
まず、その相手に「喪中はがき」を送っているか確認しましょう!
親族内で年内に不幸があったときには
「喪中欠礼はがき」(いわゆる喪中はがき)を送ります。
この喪中はがきを送ることで、
「今年は、年賀状を出せません」、とお知らせしているのです。
これによって、
相手方にも、年賀状を控えてもらうことができます。
届いた年賀状の送り主さんには、どうですか?
先方がうっかりしてしまったのか、
それとも…(´~`)?
喪中はがきを送っていない場合の返事
「しまった!」
「この人には、喪中はがきを送ってない! (・∀・;) 」
まずは、このパターンからいきましょう。
喪中はがきが、間に合わなかったり、
相手が遠縁のときなどには、喪中はがきを送らない場合もあります。
そんな相手から、年賀状をいただいたときには…
慌てて、いただいた年賀状への返事に、
喪中はがきを使ってしまわないようにして下さい!
喪中はがきは、旧年中に出すものなので、
年が明けてからは使いません。
喪中はがきで返事が来たら?
もし、送った年賀状の返事に、喪中はがきが届いたら…
受け取る側の気持ちとしても、
あまり良いものとは、言えない気もします。
もし、悪気がないまま喪中の相手に年賀状を出してしまって、
返ってきた返事が、喪中はがきだったら…
「喪中なんだから、出されても困ります!」
と、怒られたような気分になってしまいそうです(´∇`;)
これは筆者の被害妄想でしょうか?(笑)
もし、送った年賀状の返事に、喪中はがきが届いたら…
受け取る側の気持ちとしても、
あまり良いものとは、言えない気もします。
もし、悪気がないまま喪中の相手に年賀状を出してしまって、
返ってきた返事が、喪中はがきだったら…
「喪中なんだから、出されても困ります!」
と、怒られたような気分になってしまいそうです(´∇`;)
これは筆者の被害妄想でしょうか?(笑)
うっかり使ってしまいそうですが、
間違えないように、お気を付け下さい!
こんな時の返事はこうする!
この場合には、すぐには返事を出さずにしておきます。
そして松が明けてから(一般的に1月7日)、
「寒中見舞い」などでお返事をします。
※寒中見舞いの詳しい書き方は、これを読めばOK!
関連記事「喪中の年賀状の返信は寒中見舞いで!文例はコレ!」
とにかく、送っていなかったからとはいえ、
「喪中はがき」でお返事しないように、気を付けましょう!
喪中はがきを送ったのに、年賀状が…
お次は、さっきとは反対の場合です。
- 喪中はがきを送った相手から、年賀状が届いてしまった
故人を偲びつつの寂しいお正月に、
カラフルな色合いの年賀状は、ちょっと寂しくなりますよね。
ただ、喪中はがきは、
あくまで、「年末年始の挨拶を控えさせてもらう案内」なんです。
「年賀状を送ってこないで」と、
禁じるものではないんですよ。
また、このパターンで年賀状が届いた経緯には、
相手側での喪中はがきのチェックミス、という事も考えられます。
最近では、
パソコンなどに「年賀状用の住所録」を作っておいて、
毎年それを一斉印刷する、という家庭も多くなりましたよね。
この方法はとても便利ですが、
チェックを誤ると、昨年通りの住所録が、自動印刷されてしまいます…
届いた年賀状を、
「失礼だな~」と思うか、
「うっかりしたのかなあ」と思うかは、
受け取った方の気持ち次第、だと思います(´~`)
どちらにせよ、
いや~な気分を、なるべく引きずらないようにしたいですね!
こんな時の返事はこうする!
この場合も、
寒中見舞いでのお返事になります。
喪中はがきは、年始の挨拶代わりではないので、
受けた挨拶に応えるには、寒中見舞いでの挨拶が必要です。
「相手が、あとで喪中はがきに気付いたら?」
「寒中見舞いを受け取って、嫌味に感じないかな?」
…と気になりますが、
このとき、あえて「喪中」とは書かずにしておくと、
嫌味っぽくなりにくいですよ(*´∀`)
もちろん、すでに挨拶を受けることをお断りしているので、
そのまま無視しても構わない、という意見もありまず。
先方との関係の深さによって、
使い分けるのが良いですね~。
故人宛に年賀状が…返事はどうしよう?
さて、お次はこんな場合です。
- 故人宛に、年賀状が届いてしまったとき
年賀状の宛先に載った故人の名前、を見ると
やはり、悲しくなってしまいますよね…
ですが、
辛いからといって、返事をしないでおくのも…
故人の為とは、言えない気もします。
少し気持ちを落ち着かせてから、故人の代わりにお返事をしましょう。
こんな時の返事はこうする!
こちらも、寒中見舞いなどでお返事しましょう。
通常の文例と一緒に、
故人と親交を深めていただいたお礼を、一言添えるのもいいですね。
年賀メールはどう返事する?
それでは最後に、最近多いこの場合です。
- 喪中に「年賀メール」をもらったとき
これも、どうしようか迷いますよね~。
「メールだけど、返事は控えて寒中見舞いを送るか…」
「でも、そこまで深い仲ではないし…」
「逆に、気を遣わせてしまうのかな?」
と、年賀状よりも悶々と悩んでしまいがちです。
年賀メールは、最近増え始めたこともあって
昔からの「年賀状のしきたり」とは別物、と考える人が多めです。
なので、
そこまで、堅苦しく考える必要はないのでは?
…と、個人的にも思います。
こんな時の返事はこうする!
色々と調べてみましたが、
喪中にもらった、年賀メールの返事については、
『普通に「あけましておめでとう」と返信する』
という意見が多かったですね。
確かに、寒中見舞いの内容で喪中を知らせると、
かえって、相手を恐縮させてしまいそうな気もします。
普通に返信するか、もしくは
デコメなどは使わずに、シンプルな感じにして、
タイトル:
『メールありがとう』
内容:
『こちらこそ、今年もよろしくお願いしますね(控えめ絵文字)』
『メールありがとう』
内容:
『こちらこそ、今年もよろしくお願いしますね(控えめ絵文字)』
…のようなメールにすると、
年賀メールではない形ですが、それほど違和感もなさそうです。
筆者にも、この経験がありまして…
以前、喪中はがきを送ってくれていた友人に、
うっかりして、年賀メールを送ってしまった事があります(´∇`;)
そのときには、
喪中だった友人から、上記のようなメールが届きました。
失礼だったなあと反省しながらも、
普通に返事をしてくれた友人に、感謝しました。
気遣いを忘れずに!
以上、喪中の年賀状や、年賀メールのお返事の仕方でした。
相手に、失礼にならないように気遣いをしつつ、
自分の負担になり過ぎないソフトな対応、がいいと思います。
喪中の方は、静かに過ごすお正月ですから、
なるべく自分の心が穏やかに過ごせる方法を、選んで下さいね。