ひな祭りには、甘酒ですよね~♪

うちの娘も、甘酒が大好き!!
毎年、ひな祭りのシーズンが待ち遠しいようです。


どうして、ひな祭りには甘酒なのか…
ふとそう思って調べてみると、アラびっくり。

実は、ひな祭りに飲むのは、
「白酒(しろざけ)」というお酒が正しいようなんです。

スポンサードリンク


てっきり、ひな祭りには「甘酒」が付き物と思ってたんですが…

わたしと同じように混同している方って、
かなり、多いんじゃないでしょうか(´∇`;)


そもそも、どうして白酒が選ばれたんでしょうね?
子供の行事なのに、お酒というのも少し不思議ですよね。



というわけで、今回の記事では…

ひな祭りの白酒の由来や、甘酒との違いについて!

どこよりも詳しく、分かりやすくご紹介します(´▽`v)


そして記事の最後では、
ぜひ試してもらいたい白酒や甘酒の美味しい飲み方を、
こっそり教えちゃいますね♪



白酒を飲む由来は?意味って?


甘酒のお話はちょっと置いておいて、
まずは、白酒の由来からお話しますね。


もともと、江戸時代に白酒が流行るまでは、
桃の節句には、「桃花酒(とうかしゅ)」というお酒が飲まれていました。

ちょっと聞き覚えのない名前ですが、
桃花酒とは、桃の花を浸したお酒のことです。

yun_2567

昔の中国では、桃の花には、
魔除けのパワーがあると考えられていました。

このことから、
桃は「不老長寿」や「厄除け」のシンボルになっていたんです。



そんな理由から、
中国では3月3日の上巳(じょうし)の祓いに、
桃の花を浸した「桃花酒」を飲む決まり事が付き物でした。

これがそのまま、日本に伝達してきたんですね~。



また古代中国には、

桃の花が流れていた川の水(桃花水)を飲んで、
300歳まで生きちゃったよ!

…という感じの故事まであるんですよ。


この故事から、日本の平安時代では、
3月3日になると、貴族たちは不老長寿を願って、
宴の席で、桃花酒を口にしていたそうです。

さぞかし、優雅な酒の席だったろうと思います…(*´∀`)



このほかにも、
桃は、百歳を表す「百歳(ももとせ)」の名前にも似ていますよね。

これもまた縁起が良いということで、
桃は「長寿の象徴」として、そのイメージを定着させたわけなんです。


スポンサードリンク



桃花酒から白酒へ


時代が流れるにつれて、
桃花酒の代わりに、白酒を飲むことが定着することになります。

これにも、ちょっとした「縁起担ぎ」からきているんです(´▽`v)


むかしむかしの日本には、

お腹に大蛇を宿してしまったある女性が、
3月3日に白酒を飲むと、お腹の大蛇を流産させることができた

そんな言い伝えがありました。


ちょっと、おどろおどろしい話ですが…

この言い伝えから、
お母さんのお腹の中に、悪い子が宿らぬように…と、
そんな願いをこめて、ひな祭りには白酒を飲むようになったんです。

8d91e8df6f046fe5c757ea14d352cba6_s

これで、白酒の由来はバッチリですね!

そして、もうひとつ気になるのが、
「白酒=甘酒ではない」というところ、ですよね~。

どうして、白酒ではなくて甘酒がこんなに浸透したのか?


次は、そこについて詳しく解説します(*´∀`)



甘酒と白酒の違いって?


わたし自身も長いこと、
「甘酒が、白酒のことを指す」と思っていたのですが…

甘酒だって、白く濁っているので、
てっきり、そうなんだ思っちゃいますよね~(´ー`A;)



ということで、ここで違いをはっきりさせておきましょう♪


icon-hand-o-right 白酒(しろざけ)とは

  • アルコール度数10%前後
  • お酒好きにはおすすめな、甘い口当たり
  • 法律により、家庭での醸造禁止

一般的な缶チューハイが、アルコール度数3~5%ですから…
白酒は、結構(かなり?)強めなお酒と言えます。


もちろん、お子さんは飲むのはNG!
そして、お酒に弱い人も避けた方が無難ですね(-ω-;)
すぐベロベロになっちゃいますよ~



これに対して、
もはや、ひな祭りの定番になっている「甘酒」は…


icon-hand-o-right 甘酒(あまざけ)とは

  • アルコール度数1%未満(ノンアルコール)
  • 甘くて子供も飲みやすい
  • 家庭でも簡単に作れる

アルコール度数はかなり低く、
お酒には分類されません。ノンアルコールなんですね。

もちろん、お子さんも飲んでOK!

一晩寝かせるだけで簡単に作れるので、
「一夜酒」なんて、呼ばれたりもするんですよ~


d50c34e61912b8a17233f3b7ebf199d8_s

ということで、本来の意味でいうなら、
白酒を飲むのが正しい、とは言えます。

でも、子どもたちには、
こんなに強いお酒なんて、飲ませられませんよね(-∀-`; )


その代わりに、甘くて飲みやすい「甘酒」が、
ひな祭りの定番の飲み物として、定着したというわけなんです。


ということで、色々調べてみましたが、
甘酒そのものには、ひな祭りとの関係はないようです。


ただ、うちの娘のように甘酒好きな子供もいますし、

「大人になったら、一緒に白酒を飲もうね^^」
なんて、将来の約束をするのもいいかも知れませんね~



白酒や甘酒のおすすめの飲み方!


それでは最後に、
わたしのオススメの白酒と甘酒の飲み方をご紹介します!


白酒は、何も混ぜずに、
ストレートで飲むのが一般的なんですが…

わたしがおすすめするのは「ちょっと温めて飲む」ことです♪


ベストなのは40度前後ですね。
加熱しすぎにご注意を!

温めると、香りや甘さが増すので、
それをちびちびと飲むと、ほっこりした気分になれます(*´∀`)



子供たち用の「甘酒」も、ストレートで飲むだけじゃありません♪

ホットミルクで割ると、
肌寒い季節でも、身体が温まるホットドリンクになります。

生姜やハチミツを加えると、更に風味が増しますよ~


大人でも、お腹が空いたときや、
眠れないときに飲むと、リラックスできるのでおすすめです。



大人は白酒で、子供たちは甘酒で!
乾杯でもしながら、楽しいひな祭りをお過ごしくださいね^^*