台風シーズンになると、
天気予報などで「台風〇号が…」という言葉が日々繰り返されます。
そもそも、
「台風って、何号まであるんだろう?」
「どうして番号なの?名前はないのかな?」
みたいな疑問って、湧いてきませんか?
アメリカなどでは、
台風は、キティやジェーンといった女性の名前で呼ばれますよね~。
どうして日本は、番号で呼ばれているんでしょう。
花子とか、ヨシ江とかではないのは、なぜ…?
というのは、筆者の個人的な疑問でもあるんですが、
なんとな~く、気になっている方も多いと思います。
ということで今回の記事では、
台風は何号まで発生するものなのか!
その名前(番号)にはどんな意味があるのか?
そんなところについて、
詳しく、ご紹介していきたいと思います!
台風は最高で何号まで?
たとえば、
「台風50号」「台風100号」というのは、聞いたことがありませんよね。
そこまで大きい番号の台風って、なかなか聞きません。
というのも、
年間で発生する台風は、平均25個前後ほど。
このうちで、日本に上陸するのは5~6個です。
なので、台風30号を超えることは、
現代ではほとんど無いと考えられます。
ちなみに、2000年代の発生数はこんな感じです(・ω・`)
- 最も発生数が多い 2004年(29個)
- 最も発生数が少ない 2010年(14個)
そんな台風が、
実際に、過去最大で何号まであったのか調べてみると…
1967年には、
なんと!39個もの台風が発生したようなんです。
また、2004年、1966年、1960年には、
日本列島に接近した台風の数が最も多い、19個を記録しました。
この記録が、今後打ち破られることはあるのか…
気になるところですねヾ(;´▽`A“
名前はどんな意味が?付け方って?
さて、次は気になる台風の名前についてです。
実は、台風の名前の付け方には、
「番号方式」と「リスト方式」の二つがあります。
日本では、番号方式が普及しているんですが、
多くの国では、名前を付けるリスト方式が普及しているんですよ~
それぞれの特徴を、順番にご説明していきますね(*´∀`)
「番号方式」とは?
毎年1月1日以降に発生した、最初の台風が1号となります。
そこから発生するたびに2号、3号と数えていく方式なんです。
実は、普段ニュースなどで聞くのは2桁の号数ですが…
正式には4桁なんです(´▽`v)
西暦の下二桁と、その年の発生順の号数で決まるんですよ。
例えば…
- 2014年に最初に発生 → 1401号
- 2014年の19番目に発生 → 1419号
といった風に、番号が付けられます。
わたし達が普段、見ている天気予報では、
上二桁を省略しているんですね。
「リスト方式」とは?
世界の気象機関が設置する委員会が、
あらかじめ決めておいた「台風名のリスト」があります。
台風が発生するたびに、ここから名前を選んでいくんです。
海外の台風に、女性の名前が多いのは…
当時の関係者によります(´∇`;)
自分のガールフレンドや、妻の名前を、
台風の愛称として使ったことに由来しているんです。
※ただ、男女不平等だということで、
1979年以降は、男性と女性の名前が交互に使われるようになりました。
日本の台風にも名前がある?
実は日本の台風にも、
18号や19号という、番号方式だけでなく…
上記にもある名前方式で、命名された名前があります!
国内の報道では、番号で紹介されていますが、
正式には、きちんとした名前もあるんですね。
ただ、米国風の名前だと馴染みが薄いということで、
2000年以降は、アジア地域特有の名前リストが作られたんです。
アジアの名前リストは、気象庁のサイトで見ることができます。
(気象庁:台風の番号と名前)
例えば、2014年に注目された台風だと…
- 2014年 台風18号 名前:ファンフォン(Phanfone)
- 2014年 台風19号 名前:ヴォンフォン(Vongfong)
命名国:ラオス
意味:動物
命名国:マカオ
意味:すずめ蜂
こんな名前が付けられています(・∀・)
このアジアの名前リストは、
日本やアジア・太平洋14か国で構成される「台風委員会」によって、作られました。
各国が、それぞれ10個ずつ名前を提案しています。
ちなみに、日本が提案したのは星座の名前です。
- カンムリ(Kammuri):かんむり座
- カジキ(Kajiki):かじき座
- ウサギ(Usagi):うさぎ座
などなど。
各国での発音のしやすさや、
企業名や、商標に使われていない星座を選んだことから、
ちょっとマイナーな星座になった、という理由があります(´ー`A;)
ちなみに、
気象庁がこのアジア名を使用するのは、
主に、船舶への通知など国際的な通知のみです。
国内向けには、
これまで通りの番号制度による情報を、メインに使用しています。
いつか制度が変わって、
国内での報道でも、アジア名を聞く日が来るかも知れませんね~
まとめ
日本以外のアジアの名前リストを見ると、
中国では「風神」「雷神」「孫悟空」など…
いかにも、
台風の勢いに関連した名前っぽいですね。
それに比べると、日本はちょっとホワっとしていますが、
実際に、台風が上陸した時に、
「台風〇号(ウサギ)が猛威をふるっています!」
と報道されたとしたら、
そっとニンジンを差し出して、お引き取りいただけないものか…
と、ちょっと考えてしまいそうです(*´∀`)