毎年、解禁日が注目されるボジョレーヌーボー。
11月になると
ニュースでも、あっちこっちで取り上げられますよね~!
テレビでも毎年、
ボジョレーヌーボーの解禁日の様子が、報道されています。
世界各国のファンは、そりゃもう大騒ぎです!!
( ・∀・)っY☆Yc(・∀・ ) カンパーイ
でもそこまで、
ボジョレーヌーボーに、詳しくない人からすれば、
こんな疑問が出てきます(´~`)
なんだか毎年、すっごい注目されてるみたいだけど…
ボジョレー「解禁」って、どういう意味?
そもそも、ボジョレーヌーボーって何なの!?
そんなに大騒ぎする理由って、なに??
ボジョレー「解禁」って、どういう意味?
そもそも、ボジョレーヌーボーって何なの!?
そんなに大騒ぎする理由って、なに??
気にはなっているけど、
世間のお祭りモードに、聞くに聞けない…
今回は、そんな疑問に詳しくお答えします!
知られざる、ボジョレー誕生の秘話…
実はそんな小話もあるので、
ぜひ、周りの人にも教えてあげて下さいね(@ ̄∀ ̄@)
きっと、
「どうしてそんなに詳しいの?」
と、驚かれますよ~♪
ボジョレーヌーボーの意味とは?
まずは、
ボジョレーヌーボーとは一体、なんなのか?
そこから、ご説明していきますね(*´∀`)
「ボジョレー」という名前は、
フランス・パリの東南に位置する地区の名前です。
その地区は、なだらかな丘陵地帯なので、
「美しい高台」を意味するボージュ(Beauje)が、
その名前の意味となっています。
そして、
「ヌーボー(Nouveau)」は「新酒」を意味します。
「ボジョレーというワイン産地」で作られた、
「出来たて」のワイン
↓ ↓ ↓
それが、「ボジョレーヌーボー」!!
「出来たて」のワイン
↓ ↓ ↓
それが、「ボジョレーヌーボー」!!
ボジョレーになるには決まりが!
とはいえ、
ボジョレー地区で採れたからと言って
全てが「ボジョレー」を名乗れるわけではないんです。
ボジョレーを名乗ることのできるワインは、
ぶどうの種類によって、決まります。
「ガメイ種」という、
ぶどう品種を使用したものだけに、限定されています。
法律で、しっかり規制されているんですよ!
ボジョレー誕生秘話!!
ガメイ種は、
栽培がしやすく、収穫量が多いぶどうの品種です。
しかし、当時栽培されていた地域では、
土壌に合わず、酸味が強くて薄いワインしかできませんでした。
当時、その国を統治していたフィリップ公は、
この美味しくないガメイ種のワインが、大嫌い!!( ゚д゚)、ペッ
そして遂には、
「こんなマズイものは、
作るをやめてしまえーーっ!!」
と、その地域でガメイ種を栽培することを、
禁止する命令を、出してしまいました!
引き抜かれたガメイ種のブドウは、
南のボジョレー地区へ、移植されることになり…
それが、
現在のボジョレーワインの始まりになりました。
ガメイ種は、
栽培がしやすく、収穫量が多いぶどうの品種です。
しかし、当時栽培されていた地域では、
土壌に合わず、酸味が強くて薄いワインしかできませんでした。
当時、その国を統治していたフィリップ公は、
この美味しくないガメイ種のワインが、大嫌い!!( ゚д゚)、ペッ
そして遂には、
「こんなマズイものは、
作るをやめてしまえーーっ!!」
と、その地域でガメイ種を栽培することを、
禁止する命令を、出してしまいました!
引き抜かれたガメイ種のブドウは、
南のボジョレー地区へ、移植されることになり…
それが、
現在のボジョレーワインの始まりになりました。
幸いにも、ボジョレー地区の土壌は、
ガメイ種ととても相性がよかったんです!
ボジョレー地区に植えられた途端に、あら不思議!
糖分が豊富で、酸味もしっかりと生きた、
美味しいブドウが実りました。ヽ(・∀・)ノ
追放された品種が、始まりだったとは…
ボジョレーヌーボー誕生には、こんなストーリーがあったんですね。
なんだか、感慨深いです…(´∇`;)
ボジョレー解禁ってどういう意味?
さてお次は、秋になると耳にする、
ボジョレー解禁!
という言葉についてです。
その年に作られたボジョレヌーボーが、
世にお披露目されるのは、毎年11月の第3木曜日。
この解禁日は、世界共通です。
「毎年、この日にならないと飲めない!」
…という縛りがあることも、
盛り上がる理由の1つかも知れないですね。
なぜ解禁日があるの?
このボジョレヌーボーの解禁日制度は、
1967年に、フランス政府によって定められました。
メーカーの「早出し競争」による、
ワインの品質低下を防ぐために、設けられたんです。
「早出し競争」って何?(・ω・`)
という声に答えて、
簡単に、ご説明すると…こんな感じです。
「おい、ボジョレーヌーボーは売れるぞ!」
「じゃあ、うちも売り出そうよ!」
「あっちの店よりも早く出せば、もっと売れるんじゃないか?!」
「じゃあちょっと早いけど、売っちゃおう!(ノ`Д´)ノ 」
「じゃあ、うちも売り出そうよ!」
「あっちの店よりも早く出せば、もっと売れるんじゃないか?!」
「じゃあちょっと早いけど、売っちゃおう!(ノ`Д´)ノ 」
こうやって、
「ボジョレーヌーボーがよく売れる!」
と気づいたメーカーが、
いかに早く売り出すかの競争を始めたんです。
最初は、ちょっとした小競り合い程度だったんでしょうが、
どんどん、競争は白熱していき…
最終的には、
ワインとして、
まだ出来上がっていないものまで、出荷される事態に…
この事態を重く見た政府が、早出し競争を禁じるために、
「解禁日」が設けられました。
どうして11月の第3木曜日なの?
当初、解禁日は11月15日だったそうです。
しかし、この日が週末になった年には、
「解禁日なのに、モノがない!」
という、トラブルが起こってしまいました。
その理由は簡単で、
ワインを運搬する業者さんも、仕事休みだったからです(´∇`;)
その為、
1985年からは、11月の第3木曜日に改定されました。
メーカーさんや業者さん、
それぞれの都合を合わせた結果、この日取りになったんですね~
どうしてこんなに人気なの?
本当に美味しいワインとは、
温度管理を充分に徹底した、年代物のもの。
ワインといえば、
そういったイメージも強いですよね。
なのにどうして、
「新酒」のボジョレーヌーボーは、こんなに人気になるんでしょうか?
諸説あるのですが、
わたしが「なるほど!」と腑に落ちたのは…
日本人の新しい物好きにフィットした
古い言葉ですが、江戸時代には
「女房を質に入れてでも初鰹」なんて格言がありました。
それくらい、初物(新しいもの)には飛びつけ!ってことですね。
ボジョレーヌーボーの解禁は、
そんな日本人の気質に、ぴったり合ったイベントなんでしょうね。
味より、毎年恒例のイベント感覚
クリスマスのシャンパンや、
お正月に神社でもらう甘酒みたいな、そういった感覚に近いのかも。
解禁日を話のタネにして、
みんなで、飲みに行くきっかけになったりしますしね(*´∀`)
一方、生産国のフランスでは、
ボジョレーヌーボー自体は、日本ほどチヤホヤされません。
その年のぶどうの出来栄えを、
いち早く知れる機会として、飲んでいるそうです。
いわゆる、「試飲用」のワインなんです!
同じワインでも、
国が変わると、ここまで変わるものなんですね~…(´~`)
まとめ
いかがでしたか?
ざっくりまとめると、
- ボジョレーヌーボーとは ボジョレー地方で作られた、出来立てのワインという意味。
- 解禁日は、ワインの品質を守るため
- 人気なのは、イベント好きの日本人に合っているから
- ボジョレーは、試飲用のワインだった
ガメイ種というブドウが使われる。
こんな意味や秘密が、
ボジョレーヌーボーにはあるんですね!
普段はワインを飲まない人でも、
今年のボジョレーヌーボーを、味わいながら…
その歴史や、意味なんかを思い浮かべると…
美味しさも更にアップしそうですね!(v´∀`)ハ(´∀`v)