毎年、解禁日が注目されるボジョレーヌーボー。
11月になると
ニュースでも、あっちこっちで取り上げられますよね~!
テレビでも毎年、
ボジョレーヌーボーの解禁日の様子が、報道されています。
世界各国のファンは、そりゃもう大騒ぎです!!
( ・∀・)っY☆Yc(・∀・ ) カンパーイ
でもそこまで、
ボジョレーヌーボーに、詳しくない人からすれば、
こんな疑問が出てきます(´~`)
なんだか毎年、すっごい注目されてるみたいだけど…
ボジョレー「解禁」って、どういう意味?
そもそも、ボジョレーヌーボーって何なの!?
そんなに大騒ぎする理由って、なに??
ボジョレー「解禁」って、どういう意味?
そもそも、ボジョレーヌーボーって何なの!?
そんなに大騒ぎする理由って、なに??
気にはなっているけど、
世間のお祭りモードに、聞くに聞けない…
今回は、そんな疑問に詳しくお答えします!
知られざる、ボジョレー誕生の秘話…
実はそんな小話もあるので、
ぜひ、周りの人にも教えてあげて下さいね(@ ̄∀ ̄@)
きっと、
「どうしてそんなに詳しいの?」
と、驚かれますよ~♪
ボジョレーヌーボーの意味とは?
まずは、
ボジョレーヌーボーとは一体、なんなのか?
そこから、ご説明していきますね(*´∀`)
「ボジョレー」という名前は、
フランス・パリの東南に位置する地区の名前です。
![vineyard-102072_640](https://maodays.info/wp-content/uploads/2013/09/vineyard-102072_640-300x199.jpg)
その地区は、なだらかな丘陵地帯なので、
「美しい高台」を意味するボージュ(Beauje)が、
その名前の意味となっています。
そして、
「ヌーボー(Nouveau)」は「新酒」を意味します。
「ボジョレーというワイン産地」で作られた、
「出来たて」のワイン
↓ ↓ ↓
それが、「ボジョレーヌーボー」!!
「出来たて」のワイン
↓ ↓ ↓
それが、「ボジョレーヌーボー」!!
ボジョレーになるには決まりが!
とはいえ、
ボジョレー地区で採れたからと言って
全てが「ボジョレー」を名乗れるわけではないんです。
![grapes-2488_640](https://maodays.info/wp-content/uploads/2013/09/grapes-2488_640-300x199.jpg)
ボジョレーを名乗ることのできるワインは、
ぶどうの種類によって、決まります。
「ガメイ種」という、
ぶどう品種を使用したものだけに、限定されています。
法律で、しっかり規制されているんですよ!
ボジョレー誕生秘話!!
ガメイ種は、
栽培がしやすく、収穫量が多いぶどうの品種です。
しかし、当時栽培されていた地域では、
土壌に合わず、酸味が強くて薄いワインしかできませんでした。
当時、その国を統治していたフィリップ公は、
この美味しくないガメイ種のワインが、大嫌い!!( ゚д゚)、ペッ
そして遂には、
「こんなマズイものは、
作るをやめてしまえーーっ!!」
と、その地域でガメイ種を栽培することを、
禁止する命令を、出してしまいました!
![tuscany-428041_640](https://maodays.info/wp-content/uploads/2013/09/tuscany-428041_640-300x199.jpg)
引き抜かれたガメイ種のブドウは、
南のボジョレー地区へ、移植されることになり…
それが、
現在のボジョレーワインの始まりになりました。
ガメイ種は、
栽培がしやすく、収穫量が多いぶどうの品種です。
しかし、当時栽培されていた地域では、
土壌に合わず、酸味が強くて薄いワインしかできませんでした。
当時、その国を統治していたフィリップ公は、
この美味しくないガメイ種のワインが、大嫌い!!( ゚д゚)、ペッ
そして遂には、
「こんなマズイものは、
作るをやめてしまえーーっ!!」
と、その地域でガメイ種を栽培することを、
禁止する命令を、出してしまいました!
![tuscany-428041_640](https://maodays.info/wp-content/uploads/2013/09/tuscany-428041_640-300x199.jpg)
引き抜かれたガメイ種のブドウは、
南のボジョレー地区へ、移植されることになり…
それが、
現在のボジョレーワインの始まりになりました。
幸いにも、ボジョレー地区の土壌は、
ガメイ種ととても相性がよかったんです!
ボジョレー地区に植えられた途端に、あら不思議!
糖分が豊富で、酸味もしっかりと生きた、
美味しいブドウが実りました。ヽ(・∀・)ノ
追放された品種が、始まりだったとは…
ボジョレーヌーボー誕生には、こんなストーリーがあったんですね。
なんだか、感慨深いです…(´∇`;)
ボジョレー解禁ってどういう意味?
さてお次は、秋になると耳にする、
ボジョレー解禁!
という言葉についてです。
その年に作られたボジョレヌーボーが、
世にお披露目されるのは、毎年11月の第3木曜日。
この解禁日は、世界共通です。
「毎年、この日にならないと飲めない!」
…という縛りがあることも、
盛り上がる理由の1つかも知れないですね。
![a62a63b0760ae85d3dc9001d81531c84_s](https://maodays.info/wp-content/uploads/2013/09/a62a63b0760ae85d3dc9001d81531c84_s-300x200.jpg)
なぜ解禁日があるの?
このボジョレヌーボーの解禁日制度は、
1967年に、フランス政府によって定められました。
メーカーの「早出し競争」による、
ワインの品質低下を防ぐために、設けられたんです。
「早出し競争」って何?(・ω・`)
という声に答えて、
簡単に、ご説明すると…こんな感じです。
「おい、ボジョレーヌーボーは売れるぞ!」
「じゃあ、うちも売り出そうよ!」
「あっちの店よりも早く出せば、もっと売れるんじゃないか?!」
「じゃあちょっと早いけど、売っちゃおう!(ノ`Д´)ノ 」
「じゃあ、うちも売り出そうよ!」
「あっちの店よりも早く出せば、もっと売れるんじゃないか?!」
「じゃあちょっと早いけど、売っちゃおう!(ノ`Д´)ノ 」
こうやって、
「ボジョレーヌーボーがよく売れる!」
と気づいたメーカーが、
いかに早く売り出すかの競争を始めたんです。
最初は、ちょっとした小競り合い程度だったんでしょうが、
どんどん、競争は白熱していき…
最終的には、
ワインとして、
まだ出来上がっていないものまで、出荷される事態に…
この事態を重く見た政府が、早出し競争を禁じるために、
「解禁日」が設けられました。
![77a2287a3b2a2de2bbc5949c0f53a52d_s](https://maodays.info/wp-content/uploads/2013/09/77a2287a3b2a2de2bbc5949c0f53a52d_s-300x198.jpg)
どうして11月の第3木曜日なの?
当初、解禁日は11月15日だったそうです。
しかし、この日が週末になった年には、
「解禁日なのに、モノがない!」
という、トラブルが起こってしまいました。
その理由は簡単で、
ワインを運搬する業者さんも、仕事休みだったからです(´∇`;)
その為、
1985年からは、11月の第3木曜日に改定されました。
メーカーさんや業者さん、
それぞれの都合を合わせた結果、この日取りになったんですね~
どうしてこんなに人気なの?
本当に美味しいワインとは、
温度管理を充分に徹底した、年代物のもの。
ワインといえば、
そういったイメージも強いですよね。
なのにどうして、
「新酒」のボジョレーヌーボーは、こんなに人気になるんでしょうか?
諸説あるのですが、
わたしが「なるほど!」と腑に落ちたのは…
日本人の新しい物好きにフィットした
古い言葉ですが、江戸時代には
「女房を質に入れてでも初鰹」なんて格言がありました。
それくらい、初物(新しいもの)には飛びつけ!ってことですね。
ボジョレーヌーボーの解禁は、
そんな日本人の気質に、ぴったり合ったイベントなんでしょうね。
味より、毎年恒例のイベント感覚
クリスマスのシャンパンや、
お正月に神社でもらう甘酒みたいな、そういった感覚に近いのかも。
解禁日を話のタネにして、
みんなで、飲みに行くきっかけになったりしますしね(*´∀`)
![de506cd429aa06fa2297ccc795b79b0b_s](https://maodays.info/wp-content/uploads/2013/09/de506cd429aa06fa2297ccc795b79b0b_s1-300x200.jpg)
一方、生産国のフランスでは、
ボジョレーヌーボー自体は、日本ほどチヤホヤされません。
その年のぶどうの出来栄えを、
いち早く知れる機会として、飲んでいるそうです。
いわゆる、「試飲用」のワインなんです!
同じワインでも、
国が変わると、ここまで変わるものなんですね~…(´~`)
まとめ
いかがでしたか?
ざっくりまとめると、
- ボジョレーヌーボーとは ボジョレー地方で作られた、出来立てのワインという意味。
- 解禁日は、ワインの品質を守るため
- 人気なのは、イベント好きの日本人に合っているから
- ボジョレーは、試飲用のワインだった
ガメイ種というブドウが使われる。
こんな意味や秘密が、
ボジョレーヌーボーにはあるんですね!
普段はワインを飲まない人でも、
今年のボジョレーヌーボーを、味わいながら…
その歴史や、意味なんかを思い浮かべると…
美味しさも更にアップしそうですね!(v´∀`)ハ(´∀`v)